厚生労働省によると、現在の平均寿命と健康寿命との差異は9~13年とされており、在宅医療や緩和ケアなどの必要性はますます増大することが明白です。そのような中、2018年、遠隔診療は正式に診療報酬として収載されました。今後は在宅医療を補完するものとして、社会的に大きな役割を担う仕組みになることが考えられます。
しかし、医療従事者や介護従事者などの人材不足は社会問題化しています。そこで、負担を減らして効率よく診療やサービスに当たることができるオンライン診療などのICTシステムが求められています。それとともに、昨今の個人情報保護のニーズの高まりによって、特に医療分野では業務がセンシティブかつ煩雑となり、簡単に高セキュリティを保てるICTシステムは、現場からのニーズが高くなっています。
病者・療養者にとっても、オンライン診療は医療費や通院の負担を軽減できるといったメリットがあります。さらに、生活から精神面まで、QOLを支えるさまざまなサービスへの期待が高まることは明らかであり、このプラットフォームとしてオンライン診療システムは、より重要になります。
一般社団法人がん哲学外来(以下、当法人)では、上記のようなオンライン診療システムを提供するに当たり、以下のように情報セキュリティ基本方針を示し、その遵守のために活動いたします。
策定日:2018年12月1日
法人名:一般社団法人がん哲学外来
代表者:樋野 興夫