樋野興夫ブログ 「がん哲学学校」

第247回「がん哲学学校」
『21世紀の真の国際人を考える会』発足の夢 〜すべての始まりは「人材」〜

2018年04月23日


順天堂大学医学部 大学院 博士課程の「授業科目:Basic Course /授業タイトル:がん学(Basic)」を行った。教室は、180名を超える聴講者であった。「自分をみつめ直す、学ぶ時間となりました。」、「研究者として
臨床家として、ひいては 人として大切な 心得を教えていただいた素晴らしい授業でした。」、「『病気は人生の夏休み』、人は最後に「死ぬ」という大切な仕事が残っている。今日の診療で患者さんに伝えたいです。」、「がん から 哲学を考えさせられる 新鮮な講義でした。深いです。」の意見が寄せられた。

続いて、順天堂大学医学部 大学院 修士課程の「授業科目:がんと遺伝子 / 授業タイトル:がんの定義、自然史と介入」の授業を行った。「癌に対して 知らない事や、かん違いしている ことが多くあり、とても充実した授業であった。」、「樋野先生の知識の深さに感銘を受けました。」、「目からうろこの話で 面白かった。」と、温かい、励ましのコメントが送られてきた。

衆議院議員会館で、衆議院議員と面談する機会が与えられた。『21世紀の真の国際人を考える会』 発足に向けての夢を語った。「目的は高い理想に置き、それに到達する道は 臨機応変に取るべし」・「最も必要なことは、常に志を忘れないよう心にかけて記憶することである」(新渡戸稲造)の教訓が今に生きる。『21世紀の真の国際人を考える会』発足の時代的意義は、ここにあろう。昔って
新渡戸稲造は 国際連盟事務次長時代に「知的協力委員会」を構成し 知的対話を行った。そのメンバー中には、当時の最高の頭脳を代表するアインシュタイン、キュリー夫人もいたことは特記すべきことである。『行動への意識の根源と原動力をもち、「はしるべき行程」と「見据える勇気」、「世界の動向を見極めつつ、高らかに理念を語る」』であろう。

毎日新聞本社で『がん哲学外来10周年』の取材を受けた。この10年間の歩みが、走馬燈のように甦る。すべての始まりは「人材」である。順天堂精神医学研究所(順天堂大学医学部附属順天堂越谷病院に於いて)で講演『がんと ともに生きる いき方』をする機会が与えられた。集会ホールは、満席であった。2008年順天堂大学の本院で『がん哲学外来』を始めた経緯を語った。

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第246回「がん哲学学校」
「構想の実現」〜 本物に出会うと 深入りできる 〜

2018年04月15日


土曜日の午前、早稲田大学 エクステンションセンター(中野校)での、市民向けの5回シリーズ講座『がんと生きる哲学 〜医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』の第2回に赴いた。今回は、『がん哲学』(EDITEX発行)の『お茶の水メディカル・アカデミア構想 〜吉田富三の命題の実現 〜』(ページ 84,85)と『吉田富三の言葉』(ページ86)を学んだ。多数の質問もあり、あっという間の、充実した有意義な90分間の講座であった。思えば、『お茶の水メディカル・アカデミア』は、癌研から順天堂大学の教授に赴いた時(2003年)の構想であり、「お茶の水がん学アカデミア」(順天堂大学に於いて)も、今月で第143回集会を迎える。継続の大切さを、しみじみと感ずる今日この頃である。まさに、「本物に出会うと
深入りできる」 の体験の日々である。

土曜日の午後{『吉田松陰記念 北千住がん哲学外来』1周年記念講演会 & メディカルカフェ 〜 医療の幕末〜}(北千住マイルに於いて)に赴いた。足立区議員からの「来賓挨拶」もあり、会場は 大いに盛り上がった。早速、「本日は 8名も面談してくださりありがとうございました。アンケートからも 面談が出来てよかったとの感想が よせられていました。また、足立区でももっとと 言う声や 葛飾でもやってほしい声も よせられました。地域で 継続的に行う 必要性を 感じた1日でした。」との 主催者からの 心温まるコメントが届いた。

土曜日の夜、『ラジオNIKKEI「大人のラジオ がん哲学学校」』の収録に赴いた。今回は、名古屋から『シャチホコ記念がん哲学カフェ』の代表と、中学生時代に立ち上げた『メディカルカフェがん哲学外来「どあらこ」』のスタッフの高校1年生の息子さんも出席された。スタジオからは、電話でつないで、同級生で、小児がんの体験者で、「どあらっこ」の代表との会話がなされた。名古屋では、国立がん研究センター名誉総長の堀田知光先生と、高校生とで、『「がん教育」を考える会 in名古屋』が、立ち上がったとのことである。まさに、『もしかすると この時の為かもしれない』を実感した。スタジオには、お母さんの知人で今度、『たまプラーザ がん哲学外来カフェ』2周年記念講演会を企画されている方も スタジオ入りされ、高校生にも大好評で、歴史的な番組となった。

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第245回「がん哲学学校」
「誰もが いないところでもやる訓練」〜人を動かす底力のある真のリーダ− 〜

2018年04月09日


土曜日、早稲田大学 エクステンションセンター(中野校)での、市民向けの5回シリーズ講座『がんと生きる哲学 〜医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』の第1回に赴いた。今回は、『がん哲学』(EDITEX 発行)の『心的不消化からの脱出 〜目下の急務は 〜』(ページ 82,83)であった。「心的不消化の続く現代」、「目下の急務は ただ忍耐あるのみ」、「目下の急務は決勝点を見通す視点を 持つこと」の言葉に、対する質問で、教室は、大いに盛り上がり、あっという間の、充実した、有意義な90分間の講座であった。

土曜日の午後 『<がん哲学外来> 第71回 お茶の水メディカル・カフェ in OCC』に赴いた。70名を超える参加者と、高知県からの面談者、親子、夫婦など複数の個人面談もあり、本当に、心に残る、温かい雰囲気での一時であった。早速、『本日も、素晴らしいお話し有難うございました。「誰もが いないところでも やる訓練」の言葉が遺りました。』のメールを頂いた。『<がん哲学外来> お茶の水メディカル・カフェ in OCC』は、6年も続、次回(5月26日)は、6 周年スペシャルが企画されており、ピアノ、バイオリンの演奏が予定されている。主催者の榊原寛先生ご夫妻の「おもてなし」には、本当に感謝あるのみである。

日曜日の午後は、信州大学医学部附属病院の主催である『信州大学 がん哲学外来 in 軽井沢』(軽井沢病院に於いて)に、wifeと一緒に向かう。100年前には、「内村鑑三・新渡戸稲造」も訪れている軽井沢は、筆者にとっては、特別の想いがある。次世代の「Medical Village」の構築が、筆者の見果てぬ夢でもある。

今夏の海の日(7月16日)には、『公開シンポジウム:がん哲学外来 10周年 新渡戸稲造 軽井沢夏季学校 校長就任 100周年記念 第2回軽井沢夏季がん哲学学校』が、開催される予定である。基調講演 1『新渡戸先生の机』(恵泉女学園 理事長 宗雪雅幸氏元富士フィルム社長)、基調講演 2『女子高等教育と新渡戸稲造』(東京女子大学 理事長 氏家純一氏 野村ホールディングス名誉顧問が、企画されている。筆者は、[総括・閉会]で『国際教養と新渡戸稲造』を語る。『人を動かす底力のある真のリーダ−』の育成は、時代的要請であろう。

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