樋野興夫ブログ 「がん哲学学校」

第250回「がん哲学学校」
種を蒔け 〜『がん哲学外来』開設 10周年記念 〜

2018年05月13日


『日経デュアルDUAL』の「キャンサー ペアレンツ(代表:西口洋平氏)と樋野先生の対談」が送られて来た。「キャンサーペアレンツ」とは、「子どもを持つがん患者のための
コミュニティ」で、「インターネット上のグループ」で、現在、全国に会員が1600人とのことである。素晴らしい活動である。

この度、『学生街 がん哲学外来・カフェ in お茶の水』(Svenson お茶の水サロンに於いて)、『さくら がん哲学外来・カフェ in
お茶の水』(さくら薬局グループに於いて)の開設が決まった。 <がん哲学外来>『お茶の水 メデイカル カフェ in OCC』、『がん哲学外来聖橋プラムカフェ』 (主催:東京医科歯科大学大学院 保健衛生学研究科・がんエンドオブライフケア看護学分野)に加えて、「お茶の水の街」では、4箇所となる。筆者は、癌研究会癌研究所から 順天堂大学医学部教授に就任した2003年の夢は、『お茶の水メデイカル タウン構想』であり『メデイカル カフェ in お茶の水 メデイカル タウン』でった。そして、2008年に順天堂大の病院内で、『がん哲学外来』を開設して、今年は、丁度10周年記念でもある。人生不思議な想いである。

土曜日の午後『がん哲学外来 東中野メデイカルカフェ 開設3周年記念講演:ひとりで悩まず話してください』に赴いた(中野キングス・ガーデンに於いて)。多数の参加者で、大変充実した時であった。個人面談も行った。

その後、筆者は、神奈川県 臨床整形外科医会 第152回学術講演会(ホテル横浜キャメロットジャパンに於いて)での講演『病気も単なる個性である〜がん哲学外来と医療倫理 〜』 の機会が与えられた。多数の整形外科医の出席で、会場は満席であった。質問もあり、純度の高い、密度の高い講演会であった。筆者の前の ご講演「骨代謝会から考える骨折・RA・骨粗鬆症の治癒」(沖本クリニック院長:沖本信和先生)は大変勉強になるお話であった。

今日は、『「がん哲学学校 in 神戸」4周年記念講演「種を蒔け 〜 人生を見つめる〜」(神戸薬科大学地域連携サテライトセンターに於いて)である。

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第249回「がん哲学学校」
2018年ゴールデンウイーク〜人生邂逅は、自分の思いを越えて与えられる 〜

2018年05月08日


長野朝日放送から、DVD『明日へのアクション:信州がんプロジェクト 〜 知ろう、考えよう、がんのこと 〜第84回ハートフルメッセージ「信州大学がん哲学外来 in 軽井沢」』(2018年4月24日放送)が、送られて来た。また、『サンデー毎日』では「開設10年 患者、家族 最後のよりどころ がん哲学外来言葉の処方箋」の特集記事の掲載のようである。乞うご期待である。

今年(2018年)のゴールデンウイークも、終わりである。今年のゴールデンウイークの最大の想い出は、『ショートクルーズ』に招かれ、船上(ダイヤモンド・プリンセス)で、『がん哲学 〜 人生ピンチヒッター 〜』と『がん哲学 〜 空っぽの器 〜』の2回、講演の機会が与えられたことであろう(4月28日 〜5月2日)。多数の聴講者、質問もあり大変有意義な時であった。『すべての始まりは「人材」である。「目的は高い理想に置き、それに到達する道は臨機応変に取るべし」・「最も必要なことは、常に志を忘れないよう心にかけて記憶することである」(新渡戸稲造)』の教訓が、クルーズの旅で大海を見ながら鮮明に甦った。まさに、「教養を深め、世界の動向と時代を読む」である。クルーズは、私も、wifeも初めての経験であった。参加者の皆様には、本当に、お世話になった。人生の忘れ得ぬ想い出となった。

次(5月4日)は、クルーズ参加者、親友らとの 池袋でのカラオケの集いに、wifeと赴いた。筆者は、『すきま風』(杉良太郎)『おまえに』(フランク永井)、『くちなしの花』(渡哲也)、『四季の歌』(芹洋子)、wifeは、『Honesty』(Elton John)、『Top of World』(Carpenters)、『How Great Thou Art』(Elvis Presley)、『I could have danced all night』 (Audrey Hepburn)を歌った。皆様の美声を拝聴しながら大変感動の一時であった。筆者は、カラオケは 30年ぶりではなかろうか?

さらに(5月5日)、『がん哲学外来メディカルカフェ ひばりが丘 2周年記念講演会〜がんばりすぎない、悲しみすぎない〜』(ひばりが丘教会に於いて)に招かれた。人生邂逅は、自分の思いを越えて 与えられるものであろう。

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第248回「がん哲学学校」
「真の目標を見失った細胞集団」= 癌細胞 vs 正常細胞=「自己制御と犠牲」

2018年05月02日


「池袋がん哲学外来・帰宅中カフェ」(Svenson 池袋サロンに於いて)に赴いた。カフェの部屋は、満員であった。個人面談も、大変学びの時となった。まさに、「お互いの立場を越えて、共に寄り添い 自由に語り合う」場である。

修士課程講義授業科目:がんと遺伝子 授業タイトル「発がん機構総論」を行った。教室は、満席であった。「種の違い 環境の違いで 腫瘍の発現形が異なることから、遺伝子の違いだけで 癌の特定、治療に対する 感受性をすべて 説明することができないと 思いました。」、「たばこは本当に体に良くない事が多いと 改めて思った。中皮腫等、震災等、の二次被害が あることも知った。」、「がんの特性がよくわかりました。」、「発がんに 関する最新の知見と 哲学のご講話という まったく異質な お話を拝聴できて非常に為になりました。」等々の、心温まる勇気づけられる、コメントを頂いた。

『癌の理解の道「最初に、正常細胞の変化したものとして 正常との比較においてこれをみる。次には、癌細胞同士を比較する。」』(吉田富三)を、まず、授業の最初に語った。そして、『「禍の起こるのは 起こる時に起こるにあらず由って来るところ遠し」ゆえに予防、治療が出来る。』、『風貌を診て、心まで読む=病理学 〜 がん研究の最前線・社会とのつながり〜』、『自分のオリジナルで 流行をつくれ』、『顕微鏡でみた 癌細胞の映像に 裏打ちされた「哲学」』、『適時診断 と的確治療』、『正常細胞(使命を自覚して 任務を確実に果たす)の社会学(「自己制御と犠牲」の上に成り立つ)vs 癌、『真の目標を見失った細胞集団 = 癌細胞 = エゴイスト集団』について 述べた。まさに「純度の高い専門性 と 社会的包容力」の学びの時である。「教育とはすべてのもを忘れた後に残るもの」は、教育者の試金石でもある。

連休は、『ショート クルーズ』に招かれ、船上で、『がん哲学 〜 人生ピンチヒッター 〜』と『がん哲学 〜 空っぽの器 〜』の講演の機会が与えられている。また、週刊誌では「開設10年 患者、家族 最後のよりどころ がん哲学外来言葉の処方箋」の特集記事の掲載のようである。乞うご期待である。

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