樋野興夫ブログ 「がん哲学学校」

第245回「がん哲学学校」
「誰もが いないところでもやる訓練」〜人を動かす底力のある真のリーダ− 〜

2018年04月09日


土曜日、早稲田大学 エクステンションセンター(中野校)での、市民向けの5回シリーズ講座『がんと生きる哲学 〜医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』の第1回に赴いた。今回は、『がん哲学』(EDITEX 発行)の『心的不消化からの脱出 〜目下の急務は 〜』(ページ 82,83)であった。「心的不消化の続く現代」、「目下の急務は ただ忍耐あるのみ」、「目下の急務は決勝点を見通す視点を 持つこと」の言葉に、対する質問で、教室は、大いに盛り上がり、あっという間の、充実した、有意義な90分間の講座であった。

土曜日の午後 『<がん哲学外来> 第71回 お茶の水メディカル・カフェ in OCC』に赴いた。70名を超える参加者と、高知県からの面談者、親子、夫婦など複数の個人面談もあり、本当に、心に残る、温かい雰囲気での一時であった。早速、『本日も、素晴らしいお話し有難うございました。「誰もが いないところでも やる訓練」の言葉が遺りました。』のメールを頂いた。『<がん哲学外来> お茶の水メディカル・カフェ in OCC』は、6年も続、次回(5月26日)は、6 周年スペシャルが企画されており、ピアノ、バイオリンの演奏が予定されている。主催者の榊原寛先生ご夫妻の「おもてなし」には、本当に感謝あるのみである。

日曜日の午後は、信州大学医学部附属病院の主催である『信州大学 がん哲学外来 in 軽井沢』(軽井沢病院に於いて)に、wifeと一緒に向かう。100年前には、「内村鑑三・新渡戸稲造」も訪れている軽井沢は、筆者にとっては、特別の想いがある。次世代の「Medical Village」の構築が、筆者の見果てぬ夢でもある。

今夏の海の日(7月16日)には、『公開シンポジウム:がん哲学外来 10周年 新渡戸稲造 軽井沢夏季学校 校長就任 100周年記念 第2回軽井沢夏季がん哲学学校』が、開催される予定である。基調講演 1『新渡戸先生の机』(恵泉女学園 理事長 宗雪雅幸氏元富士フィルム社長)、基調講演 2『女子高等教育と新渡戸稲造』(東京女子大学 理事長 氏家純一氏 野村ホールディングス名誉顧問が、企画されている。筆者は、[総括・閉会]で『国際教養と新渡戸稲造』を語る。『人を動かす底力のある真のリーダ−』の育成は、時代的要請であろう。

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第244回「がん哲学学校」
ぶれる時代の人材育成 〜 私らしく生きる 〜

2018年04月02日


筆者が、代表世話人を務める「お茶の水がん学アカデミア 第142回集会」(順天堂大学に於いて)に参加した。今回は、丸山玲緒先生(がん研究会
がん研究所 がんゲノムプロジェクト)の『乳がんにおける エピゲノム不均一性の解析の試み』と近藤科江先生(東京工業大学 生命理工学院
生命理工学系ライフエンジニアリングコース)の『in vivo 光イメージングを用いた
がん治療標的の探索』の講演であった。日進月歩の学問の最先端の学びは、本当に勉強になった。

筆者が、委員長を務める「アスベスト・中皮腫外来推進委員会」に出席した(順天堂大学に於いて)。2005年の「クボタ・ショック」の直後、わが国で初めて順天堂大学に「アスベスト・中皮腫外来」を開設し、現在も進めており
延べ外来来訪者数は 6400人を超えている。「アスベスト・中皮腫外来」を通じて、医療者と患者の「対話」の重要性を再認識し、がん研究で得られた科学的思考を持って、がんに哲学的な考え方を取り入れていくという立場で
医療現場と患者の間にある「隙間」を埋め、対話の中で病気の不安や悩みの解消を図るために、 2008年に「がん哲学外来」を、順天堂大学病院内で
開設した。「がん」を市民1人1人が正しく理解し、患者の視点に立った「がん医療」が実現し、「がんと共存し、がんになっても安心して暮らせる社会の到来」が人類の課題であろう。
事業推進委員会副委員長を務める筆者は、『文部科学省 基礎研究医養成活性化プログラム「福島—関東
病理—法医連携プログラム「つなぐ」新入生オリエンテーション」』(東京大学に於いて)に出席した。「基礎研究医養成活性化プログラムニュースレター」編集を担当する筆者は編集後記『ぶれる時代の人材育成
〜「真の病理・法医学者の役割・使命」〜』に、『「病理・法医学」は、顕微鏡を覗きながら、大局観を持つことが求められる分野でもある』と記述した。

名古屋地区で、がん患者さんを支える、がん哲学外来メディカルカフェ コミュニテイ5団体による『合同シンポジウム2018 〜 がん哲学外来
〜』(名古屋)での講演に赴いた。会場は満員であった。国立がん研究センター名誉総長:堀田知光先生、『全国初
中学生カフェ「どあらっこ」を同世代の仲間と開設』した中学生らによる、パネルデスカッション『私らしく生きる』には、感動した。

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第243回「がん哲学学校」
「国際教養・国際性・国際人」の学びの時 〜「Cancer & Mindfulness」〜

2018年03月26日


筆者は、昨日は、Michigan State University College of Human Medicineの病院での講演「Asbestos-related
mesothelioma」、今日は、Grand Valley State Universityで「Cancer & Mindfulness ~ The spirit of the Philosophy of Cancer ~」の講演に赴いた(主催: Grand Valley State University / Office of Multicultural Affairs;後援: Asian Faculty mad Staff Association, Asian Student Union, Campus Interfaith Resources, Delta Phi Lambda, East Asian Studies, Division of Inclusion and Equity,Kiekhof College of Nursing, Milton E. Ford LGBT Resource Center, Modern Languages and Literatures-French, University Libraries, Office of the Vice Provost for Health, and WGVU Public Media)。質問にも大いに感激した。

「Office of Multicultural Affairs」の「"KAKEHASHI Project -The Bridge for Tomorrow-" 」(“かけはし”プロジェクト( USA-Japan) のスタッフの方が、企画・司会をされたので、講演の中では、特に、「Under -Secretary General of the League of Nations (1920-1926)」であった「新渡戸稲造」について多くを語った。「How Would He Describe The Soul of Japan」を、氷河を示しながら説明した。

•The iceberg as we see it
 – 10%
・ Changing
・ Temporary
•What’s under the surface
 – 90%
• Unchangeable
• Beliefs
• Traditions
また、「桜、武道、茶道」の写真を示しながら、「Has it changed since the time of Nitobe ?」、「Implications of the soul in interactions in Japan」についても語った。新鮮な、「国際教養・国際性・国際人」の有り様の学びの時となった。まさに、「Recognizing the past〜Looking forward to the future〜」の時である。

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