樋野興夫ブログ 「がん哲学学校」

第218回「がん哲学学校」
「菅野晴夫先生を偲ぶ会」〜『「がん哲学」の中で菅野思想を鼓吹く』〜

2017年06月05日


週末「福岡ホスピスの会 20周年記念・がん哲学外来1周年記念 公開講座」(福岡)で、九州がんセンター講堂と大名町教会ホールで、連続講演『病気は人生の夏休み』をする機会が与えられた。多数の参加があり、ホールは、満員であった。充実した時であった。今後、九州がんセンターにも、看護師さん達を中心に「がん哲学外来」が開設されることであろう。福岡空港で夕食の時を持ち帰京した。

「菅野晴夫先生を偲ぶ会」(主催:公益財団法人がん研究会;パレスホテル東京に於いて)に、wifeと出席する機会を与えられた。常陸宮殿下、華子妃殿下もご臨席下さり、菅野晴夫先生の奧様、息子様、娘様、さらに、吉田富三の娘様と、また、杉村隆先生(元国立がんセンター総長・前学士院長)を始め、著名な方々も出席され、菅野晴夫先生の人脈の広さ、高さ、深さを再認識した。一生、忘れ得に想い出となった。筆者は、スピーチ『がん研病理部で活躍し実験病理部長となる。「がん哲学」の中で菅野思想を鼓吹く』をする機会を与えられた。

筆者は、菅野晴夫先生から『広々とした病理学=「病理学」には限りがないことをよく知っていて、新しいことにも自分の知らないことにも謙虚で、常に前に向かって努力する』様にと学んだ。菅野晴夫先生から直接頂いた言葉の中に、

1)30代は、人に言われたことを、がむしゃらにやれ!
2)40代は、自分の好きなことに、専念せよ!
3)50代になったら、人の面倒を見よ!
4)60代になっても、自分のことしか考えていなかったら、恥と思え!

これは、「吉田富三先生が、自分に、話された言葉であるので、お前にも伝える」と、昼食の帰りに、語られた。まさに、「自分が一番大切と思ったことを、次の世代に伝える」教育の現場であった。人類・人間は、「不連続の連続性である」。

1)先に生まれたものは、後に生まれたものを、導く
2)後に生まれたものは、先に生まれたものを、訪う

ページトップへ 

第217回「がん哲学学校」
がん哲学外来がもたらすエンパワーメント 〜 自然で、人の為になっている 〜

2017年05月29日


順天堂大学保健看護学部(静岡県 三島市)3年生に、特別講義『医療者の2つの使命』の機会が与えられた。また、東京医科歯科大学大学院 保健衛生学研究科 がんエンドオブライフケア看護学では、『「がんの病理」と「がん哲学外来」〜医療者の2つの使命〜』で、講義の機会が与えられた。聴講した大学院生には、『偉大なるお節介症候群』認定証を授与した。さらに、今年、開講された東京情報大学 看護学部で、公開授業『病とともにまちで暮らす〜がん哲学外来がもたらすエンパワーメント〜』の機会が与えられた。科目『病理学』の授業も依頼された。『看護師の病理学の学習 と がん教育 〜 純度の高い専門性と社会的包容力 〜』は、ますます、大切になると実感する、今日この頃でもある。

第1回文京区モデル『小学校におけるがん教育』検討委員会(文京区教育センターに於いて)に、筆者は、スーパーヴァイザーとして出席する機会が与えられた。(1)小学校におけるがん教育のあり方、(2)指導計画、(3)学習指導案について、活発な議論を行った。大変、貴重な、有意義な、一時でもあった。

2017年新潟ランチョン(ホテルオークラ新潟に於いて)で、講演『人生から期待される生き方』をする機会が与えられた。多数の参加者があり、大変充実した時であった。早速、『「昨日は、新潟ランチョンでの講演を本当にありがとうございました。参加者の多くの方々、ランチョン委員から、「本当に教えられました。」、「人に仕える生き方をしたいと思いました。」、「のんびりほっとして生きる決意をしました」、「多くのことを学びました。これからも使命を新たに 関わり続けたいと思います。」等々の、心温まる感想を、頂いた。

川崎市外科医会の学術講演会(川崎日航ホテルに於いて)で、『がん哲学週間〜 身近な人を「歯を食い柴って褒める」日 〜』で講演する機会が与えられた。
多数の質問も頂いた。今後、川崎市で、外科医による、「がん哲学外来・カフェ」が、開設されることであろう。ところで、最近、亡くなられた医師のメモに、『尊敬する人の欄に、「樋野興夫先生:生き方が自然で、そして人のためになっている」とありました。』との、大変、勇気づけられる、連絡を頂いた。

ページトップへ 

第216回「がん哲学学校」
『日米 がん教育』の共通化 〜 『Cancer Now What ?』ジョイント講演会 〜

2017年05月22日


広島大学医学部学生の病因病態学 特別講義「広々とした病理学 〜 医師の2つの使命 〜」に参上した。教室は、満員であり、質問もあり、大いに感動した。学生全員のレポートを、じっくりと拝読した。『講義の中で最も印象に残った話?』、『講義の感想等を書いて下さい』の項目を、丁寧に、読にながら、『「言葉の大切さ」と「医師の使命」を語る「医学教育」』の重要さを、しみじみと、実感した。筆者が、若き日、教わった、『教育とは、全てのものを忘れた後に、残るもの』(南原繁)の再認識の時ともなった。終了後、安井弥教授・病理学教室のスタッフの皆様との夕食の語らいの場は、大変、楽しい、一時となった。

日本がん治療認定医機構の事務局の方の紹介で、アメリカから、『Cancer Now What ?』 の著者:Kennete C. Haugk, Ph.Dが、娘さんと順天堂大学に来訪された。奧様は、がんで逝去されたとのことである。土曜日午前中の東京での講演会を終えられ、東京の牧師が案内され、午後の『<がん哲学外来> 第60回 5周年記念スペシャル お茶の水メディカル・カフェ』 にも参加して下さり、筆者の wife も交えて、レストランで、有意義な語らいの時を持った。拙著『がん哲学』の英語版は、さりげなく、世に存在しているが、お茶の水の書店では、見つからなく、『がん哲学』(日本語版)を購入された。「年末に日本で、是非、ジョイント講演会を!」の企画案で、大いに話が盛り上がった。それまでに、『Cancer Now What ?』の日本語訳が実現すれば最高である。『日米 がん教育』の歴史的大事業にもなる予感がする。今回は、不思議な出会いが与えられた。

筆者は週末、早稲田大学 エクステンションセンター(早稲田大学中野国際コミュニティプラザに於いて)で、「夏学期 早稲田大学オープンカレッジ講座『がんと生きる哲学』」で、『がん哲学』(日本語版;EDITEX社発行)を用いた、読書会形式の語らいの講座の機会が与えられた。日々、新なる学びである。講座後は、複数の受講生の方と、カレーライスを食べながらの貴重な時であった。

拙著の中国語訳の企画が、進行中とのことで、北京大学出版社との「委託契約書」が送られて来た。『がん哲学・がん哲学外来の人類共通化』は夢でもある。

ページトップへ