樋野興夫ブログ 「がん哲学学校」

第255回「がん哲学学校」
本質を見極める 〜 「壁」の解体をしよう 〜 

2018年06月18日


順天堂大学医学部 大学院修士課程の講義『環境因子とがん』を行った。また、『障害のある方々に リハビリテーションの提供を行う技術者 及び障害のある児童の保護・指導を行う職員について、先駆的・指導的役割を担い得る専門職の養成を目指して教育を実践』している国立障害者リハビリテーションセンター学院 リハビリテーション体育学科 (埼玉県所沢市で航空公園駅が最寄り)での、『病理学』の授業に赴いた。「対話学」の重要性を述べた。

中国の西安医学高等専科学校から、校長、病院長、生徒、父兄が、来訪された。大変有意義な、楽しい交流会の一時であった。皆様の「真摯な態度と胆力と才知を備えた」人柄には、感激した。思えば、癌研時代に、西安で、「肝癌」について講演したうっすらとした記憶が 甦って来た。再度訪問したいものである。福島県立医科大学 医学部の4年生を対象にした 『人間科学講座臨床倫理』(藤野美都子教授 担当)の授業『がん哲学外来』に、赴いた。

早稲田大学エクステンションセンター(中野校)での全5回の連続講座『がんと生きる哲学 〜医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える〜』の5回目に参上した。受講者と『がん哲学』(EDITEX発行)の『悠々とした病理学 〜 本質を見極める 〜』(page94,95)、『病理学の三位一体 〜「壁」の解体をしよう 〜』(page96,97)を朗読しながら、大いに盛り上がった。その後、『<がん哲学外来> 第73回お茶の水 メデイカルカフェ・カフェinOCC』に参加した。『開会の挨拶』、『閉会の挨拶』では、「病気であっても、病人でない」、「利己的なhappyより、利他的なjoyful」を語った。

「結節性硬化症診療(TSC)に携わる先生方に、TSC 診療経験が豊富な施設・医師により 実施される研修プログラムにご参加いただくことで、TSC 診療に関する技術・知識を深めていただくと共に、ご施設におけるTSC診療連携の立ち上げ・充実化」を目的に開催されている「第2回結節性硬化症研修プログラム」(順天堂大学に於いて)で、「閉会の挨拶」を仰せつかった。『遺伝病も単なる個性である』社会構築は、人類の進む方向であろうと、語った。

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第254回「がん哲学学校」
『現状と将来展望』〜『具体策』と『その実現に向けて』〜
 

2018年06月11日


5月31日に開催された新刊『生きる力を引き出す 寄り添い方』(青春出版社 発行)の「出版記念講演会」(お茶の水OCCに於いて)の記事『家族が がんになったら? 生きる力を引き出すための「がん哲学外来」10年の知恵とは(2018年6月7日掲載)https://www.bookbang.jp/article/553886 が送られてきた。反響が、大きかったようである。また、3月29日(お茶の水 OCCに於いて)に「出版記念講演会」が開催された 新訂版『われ 21世紀の新渡戸とならん』(イーグレープ 発行)の英訳が、先週 急浮上してきた。今年10月14日に予定されているセミナー 講演会『21世紀の新渡戸稲造から学ぶ「真の国際人」とは』までには 完成されるようである。驚きである。2003年の初版から 早15年が経つ。自分の思いを越えて進む人生の不思議さを痛感する。まさに『もしかすると、この時のためかもしれない』を実感する日々である。

『文部科学省 科学研究費 新学術領域研究「学術研究支援基盤形成」生命科学 4プラットホーム説明会・成果シンポジウム』(一橋講堂に於いて)に出席した。軽井沢プリンスホテルでの「The 20th Academia Eurasiana Neurochirurgica(本郷一博 会長/ 信州大学医学部脳外科教授)」の特別講演「Cancer Philosophy & Cancer Philosophy Clinic ~“having a disease but not a sick person” ~ 」に招待された際の脳外科分野の聴講も、新鮮な学びの時であった。『純度の高い 日進月歩の科学研究の学び』は、本当に大切である。

筆者が、名誉理事長を務める 日本家族性腫瘍学会の「第24回日本家族性腫瘍学会学術集会」(神戸ファッションマートに於いて)に赴いた。 理事長(冨田尚裕 兵庫医科大学教授)講演『学会の現状と将来展望』の座長を仰せつかった。本学会は今や大きく成長し、会員数も筆者が理事長であった時に比して、約3倍に増えているとのことである。多数の参加者であった。冨田理事長の『具体策』と『その実現に向けて』の『リーダー 力』には大いに感服した。「NPO法人 よこはまチャイルドライン」主催(横浜市技能文化会館に於いて)の講演『あなたは そこにいるだけで 価値ある存在 〜 がん哲学外来のまなざし 〜』に招待された。真摯な多数の参加者で会場は大いに盛り上がった。

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第253回「がん哲学学校」
リーダーの「賢明な寛容」〜『情緒のきれいな、品性を備えた 英知の人』〜

2018年06月05日


早稲田大学エクステンションセンター(中野校)での『がんと生きる哲学 〜医師との対話を通して「がん」と生きる方法を考える
〜』全5回連続講座に赴いた。受講者と『がん哲学』(EDITEX発行)『病理学の復権を夢見て〜広々とした病理学〜』 (page90,91)、『専門分野からの哲学者の誕生を 〜「具眼の士」出世 〜』(page 92,93)を朗読しながら、大いに盛り上がった。

『アンテナ型 vs 羅針盤型』の違い、筆者が学位論文でお世話なった、森亘先生(2003年文化勲章受章者)、菅野晴夫先生(2003年文化功労者)についても語った。2人は、共に、病理学者で、まさに『情緒のきれいな、品性を備えた英知の人』であった。『リーダーは、「世界各国の地理と歴史をよく勉強すること。そして、自分の哲学をしっかり持つこと」(キッシンジャー)、そして、『「文明間の対話」が求められる現代、平和のうちに赦し合える「賢明な寛容」(原田明夫)』についても学んだ。充実した時であった。

終了後、受講者の方と、昼食の時を持った。8月企画されている『万座ミュージカル小冊子』出版記念講演会と「池袋カラオケ大会」の打ち合わせを行った。その後、高野みどり先生の企画の放送大学埼玉学習センター(大宮)での『面接授業「がん哲学外来~対話学のすすめ~」』の2コマ目の「がん哲学外来」の講義に赴いた。多数の質問もあり、大変有意義な『授業』であった。

NPOエンデングセンター『「がんを傍らに生きる 死生観と死の自己受容」春のフォーラム2018「がん哲学外来へようこそ 〜 いい覚悟で生きる〜」』(四谷・弘済会館に於いて)に招待された。筆者は、今後の社会教育としての「Quality of Death」の必要性を語った。「『無縁死』が 問題視される現代社会における 葬儀や死後事務等を第三者に託す『葬送の社会化』に関する研究」で、研究助成金も採択されたとのことである。これかの少子化・高齢化が進む日本社会にとって不可欠なテーマとなろう。講演後の交流会にも参加した。皆様の心の優しさ、熱意、使命感には大いに感動した。今後『町田がん哲学外来・カフェin エンデングセンター』が、開設される予感がする。

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